1986-10-23 第107回国会 衆議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第10号
そして、この広域配転者のうち十数人は九州では単線の電車の運転をしておった人たちあるいは電気機関士の経験だけの人たちで、これが過密ダイヤの大阪の仕事につくわけです。電車の運転士であった人の場合にはわずか二、三日の講習と一カ月の線路見習いをやっただけで、また電気機関士経験者はわずか一カ月の学園教育と二カ月そこそこの見習いをやるだけで大阪の複線や複々線の乗務につくわけです。
そして、この広域配転者のうち十数人は九州では単線の電車の運転をしておった人たちあるいは電気機関士の経験だけの人たちで、これが過密ダイヤの大阪の仕事につくわけです。電車の運転士であった人の場合にはわずか二、三日の講習と一カ月の線路見習いをやっただけで、また電気機関士経験者はわずか一カ月の学園教育と二カ月そこそこの見習いをやるだけで大阪の複線や複々線の乗務につくわけです。
これは大都市のタクシー運転士が第一、その次が大都市の電車運転士、三番目が国鉄電気機関士、四番目が大都市のバス運転士、五番が国鉄ディーゼル機関士、地方都市のタクシー運転士、これが一番悪い部類のいつまり悪いというのは労働条件、労働環境が悪いものの五つにあげられております。
それから、おたくからいろいろ書類でもらいましたら、そうしたら関係者は電気機関士がだれで、車掌がだれで、駅長がだれだというようなことなんですね。これは私は国鉄の労働者に責任があるというような転嫁は絶対してもらいたくないですね。これはもう国鉄そのものの不十分さがこういう事故を起こしたんだという率直な気持ちで反省していただいて今後の問題を取り組んでいただきたいと思います。
「一、私は日本国有鉄道に電気機関士兼気動車運転士として勤務し国鉄動力車労働組合東京地方本部甲府芝部(以下支部と称す)執行委員長をしています。二、昭和四十七年四月十一日十二時四十分頃有賀春夫という鉄道労働組合員が元支部に加入していたのですが、昭和四十六年九月十六日東京地方本部の定期大会に於て除名が決定しました。
非常に事件が多いので、私は一々を取り上げることはいたしませんが、悪質な事件としては、八月十日の沼津機関区構内で起きた沼津機関区電気機関士滝口滝太君にかかわる事件です。同君は、乗務の仕事を終わり、十日の朝六時二十四分ごろ当直助役の帰着点呼を受けた直後、数名の者に囲まれて全治二週間の傷害を受けておるわけです。
一方、電気機関士は、列車の後部から非常ブレーキが作用しましたため、急停止の手配をとり、防府・富海の駅間に停止をいたしました。
状況でございますが、当該列車が渋谷駅貨物下り本線を定時に通過いたしまして、時速三十キロで進行中、列車の先頭が貨物下り本線の出発信号機を約五十メートル行き過ぎましたころ、電気機関士は、後部からのブレーキが作用しておるのに気づきまして、急停車の手配を行ないました。停止いたしましたところが、前から十両目及び十四両目から二十四両目までの貨車、合計十二両が脱線いたしておりました。
それから「関係者」として「電気機関士」と「助士」というふうに書いてありますが、車掌は乗っていなかったのかどうか、その点はどうなんですか。
その報告の限りでは、必ずしも電気機関士と助士の二人がいたために非常に適切な処置がとられたというふうには、この件に関してはそういうふうな判断ではないというふうに考えるわけでございます。
○瀬谷英行君 それなら「関係者」としてこの報告に「電気機関士」と「助士」だけ書いてありますけれども、もう一人乗っておったならば、関係者として車掌も何の何がしということでここに載せておくべきじゃないですか。何かこれを見ますと、二人しか乗っていなかったような錯覚を起こさせるんですがね。これは車掌はこの事故には関係なしという判断で載せなかったんですか。
詳細は、簡単に書いてございますが、電気機関士が当日午前中に洋酒をコップ一ぱい飲酒いたしまして、その後、乗務してからさらに洋酒を二、三ばい飲酒して、そのためにもうろうといたしまして電車が遅延をした、こういう事故でございます。それからその次が、やはり停車場通過でございまして、十月十五日に磐田駅におきまして下り臨時客車が磐田を通過いたしたものでございます。
そのために、また子供たちから英雄といわれておる電気機関士の諸君がいかに薄給であるか、現場を見て私は驚きました。どうして春闘、秋闘といって鉄道の諸君が騒ぐのか。
それは門司機関区の電気機関士の讃岐到君がやはり疲労のために突然失神しております。このときも幸いに機関助士がおりましたので大事に至らなかったわけでありますが、この御報告なども国鉄御当局に届いているかどうか、小さな事故であったので、おそらく届いていないのではなかろうかと疑問に思います。御調査をいただければわかるわけでございますが、このような事態が今後絶対発生しないとは言い切れない。
必ず鉄道官舎というものがありまして、鉄道従業員は官舎に住んでおるものと錯覚を持っておりましたところが、いまだに住宅がなくて、多くの家族をかかえて、身は電気機関士の重責にありながら、夜もおちおち眠れないような環境におる従業員の方も数多い。なお、食堂などはどこの駅でも完備しておるかと思いましたら、あります駅もありますし、食堂がなくてぼそぼそと机のところで冷や飯を食っているような駅もございました。
これは三十七年四月二十一日の朝日新聞でございましたが、本文は抜きにしまして、動力車の名古屋地本の調べによりまするというと、「中部支社関係で、三月現在、定員をみたしているのは機関士、電気機関士だけで、あとの機関助士・電気機関助士、電車運転士、同助士はいずれも定員を割り、二十日間の年次休暇を消化するためには百四人が不足と算定している。
○鈴木証人 現在は東京鉄道局八王子機関区電気機関士の職でございます。